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オンライン建築作品展 2022

オンライン建築作品展 第11回掲載作品

会誌『北海道建築士』および当ホームページにて募集した建築士会会員作品の一部をご紹介いたします。
会員の創意と技術に満ちた作品を紹介することで、会員の技術力向上とこれを起点としたコミュニケーションによる士会活性化を目的として企画しました。

2021年(第10回)の応募作品はこちら

会員作品

ご応募いただいたみなさんの作品をご紹介いたします。(順不同 / 敬称略)

作品 No.1

外観 内部 補強壁
  1. 外観
  2. 内部
  3. 補強壁
設計・監理 遠藤 一男 (宗谷支部)
遠藤設計事務所
名称 山寺さんの家
所在地 礼文郡礼文町
建物用途 住宅
建築年 2021年12月
工事施工者 岡本建業

北海道の北の端、礼文島。この島は、海に崖山が迫っているので北海道知事が土砂災害特別警戒区域に指定、居室を有する建造物に特別の構造基準を定めている(レッドゾーン)。今回の建物もその部分にかかる為、土砂を受け止める擁壁を山側に造る。
擁壁は4M以内に控え壁を要したり、本屋との隙間に雪.土砂・雨などが入ってくるため、外壁に擁壁を重ねる仕様にした。
土砂側は開口部も床下換気口も造れない為、プラン的に苦労した。

作品 No.2

新社屋外観 事務室 社長室
  1. 新社屋外観
  2. 事務室
  3. 社長室
設計・施工 佐藤 栄司 (札幌支部)
ミサワホーム北海道 株式会社
名称 スパル建設新社屋新築工事
所在地 恵庭市
建物用途 事務所
建築年 2021年8月
工事施工者 ミサワホーム北海道株式会社

昭和46年設立の株式会社スパル建設「一般土木請負 土砂採取販売 いちご農園経営」と昭和50年設立の株式会社柏運輸「一般区域貨物自動車運送事業 土砂骨材運搬」の2代目となる新社屋です。
恵庭市を中心として信頼・信用・誠意で躍進する企業で外観の色はスパルカラーのグリーンを取り入れた平屋の凹凸感のある優しいデザインとしている。
事務室には旧社屋にあった大黒柱を事務室の中央に設置し社員の心のよりどころとした。また、床はパープル色のカーペットと天井は一部配色を変えライン状の照明器具を設定し新な気持となる空間のインテリアとした。
社長室には会社で使用している車両の模型等を飾る収納棚を設置し、完全な個室にならないように事務室と社長室とを視線で繋ぐガラス入りの開口部を設定した。

作品 No.3

外観(昼1) 外観(夜1) 内観(昼1)
  1. 外観(昼1)
  2. 外観(夜1)
  3. 内観(昼1)
設計 中井 寿也 (札幌支部)
一級建築士事務所 アトリエTARŌ
名称 なかむら内科ハートクリニック
所在地 網走市
建物用途 診療所
建築年 2020年3月
工事施工者 株式会社ダイイチ

なかむら内科ハートクリニックは、オホーツク海を望む北の大地、網走市潮見地区に地域の皆様の「かかりつけ医」として誕生しました。
おもな特徴は平屋建てで、外観デザインはシンプルに計画。もちろん内観も診療導線もシンプルに計画。やはりなんでもシンプルがベストな建物になるね……。
コロナ渦の中のオープンは大変でしたが、高齢化が進む地域には無くてはならない存在と成りました。

作品 No.4

内観・LD面 外観・国道面 内観・キッチン面
  1. 内観・LD面
  2. 外観・国道面
  3. 内観・キッチン面
設計 若狭 成行 (函館支部)
黒島建設1級建築士事務所
名称 海沿いの家
所在地 二海郡八雲町
建物用途 一戸建ての住宅
建築年 2021年9月
工事施工者 株式会社黒島建設

「海沿いの家」は、クライアントとの共同設計プロジェクトでした。
クライアントが以前に住んでいた場所は、八雲町作成ハザードマップでは浸水深さ0m地域であり、近い将来の温暖化を見据えて海抜15m超えの場所で建設としました。
また、クライアントは漁師一家である為、やはり海が望めるように諸室レイアウトを考慮し設計を致しました。
住宅性能としては北方型住宅レベルの性能を有しています。当地域は多雪地域でフラット屋根の積雪を心配しておりましたが場所的条件により浜風により飛ばされるようで1シーズン見た限りでは心配ないと懸念事項のひとつが解消しております。