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オンライン建築作品展 2019

オンライン建築作品展 第8回掲載作品

会誌『北海道建築士』および当ホームページにて募集した建築士会会員作品の一部をご紹介いたします。
会員の創意と技術に満ちた作品を紹介することで、会員の技術力向上とこれを起点としたコミュニケーションによる士会活性化を目的として企画しました。

2018年(第7回)の応募作品はこちら

会員作品

ご応募いただいたみなさんの作品をご紹介いたします。(順不同 / 敬称略)

作品 No.1

外観 受付・待合室 処置室
  1. 外観
  2. 受付・待合室
  3. 処置室
設計施工 佐藤 栄司(札幌支部)
ミサワホーム北海道株式会社
名称 きたのさと動物病院
所在地 札幌市
建物用途 併用住宅
建築年 平成30年9月

猫にやさしい動物病院でISFM「国際猫医学会」から認定を受け、独立した猫待合と猫診察をもうけた、全部で4カ所の診察室のある動物総合病院です。

外観は院内を明るくするために大きな窓を設定し、なるべく自宅の存在感を感じさせないような意匠にした。
待合室は清潔・快適・ゆとりを第1にした空間で、カウンターテーブルを用意しているので本を読んだり、飲み物を飲んだり、パソコン作業をしたりとカフェをイメージしソファでテレビを見ながら診察までの時間を過ごす事の出来る空間にした。

また処置室は、診察室のそばでスタッフが他の作業をしていても、いつでも飼い主様と動物たちの状況がつかめるような設計とした。
広くて明るい手術室や明るく清潔な犬と猫の入院室などにこだわった。

作品 No.2

リビング キッチンから水廻り導線 外観
  1. リビング
  2. キッチンから水廻り導線
  3. 外観
設計・監理・施工 髙井 賢一(小樽支部)
西條産業株式会社
名称 星置コンパクトハウス
所在地 札幌市
建物用途 住宅
建築年 平成27年12月

敷地面積141㎡ 第一種低層住居専用地域 北側間口に建つ4LDKの住宅です。 建蔽率、容積率の小ささや外壁の後退距離など厳しい条件もありましたが、物理的に小さい狭小住宅ということではなく、要望をいかにコンパクトに詰め込めるか、かつ詰め込んだように見せないかをテーマに設計しました。

「採光」「通風」「家事導線」「居室の数」「プライバシー」「外と中」「1階と2階」・・・さまざまな要望と条件を "隔てず・つなげて・兼用" することでLDKを中心に大きなひとつの空間となりました。

仕上材は木材を中心に自然で落ち着きのあるデザインとしています。

作品 No.3

外観:昼(data1) 外観:夜(data2) 内観:待合室(data3)
  1. 外観:昼(data1)
  2. 外観:夜(data2)
  3. 内観:待合室(data3)
設計 中井 寿也(札幌支部)
一級建築士事務所 アトリエTARŌ
名称 「Great TOFU」いずみ眼科
所在地 旭川市
建物用途 診療所(眼科:収容施設なし)
建築年 平成30年11月

このプロジェクトは旭川市で地域に貢献されている眼科クリニックの、増築に伴う全体計画の再構築である。
当然クライアントからは、以前よりもハイクオリティーなクリニックになることを求められた。特に患者が増えた事によって手狭になり、診療効率等への影響が出始めている点で、患者の待ち時間の負担をできるだけ軽減することなど、再度診療のゾーニングを見直し診療効率を上げることにした。

主に外来診療と手術診療を明確に分け、増築部分には、外来診療を効率良く行えるように、待合室を中心に診察室、処置室、検査室、暗室を集約し、患者と医療者の動線を出来るだけ短くなるように計画した。既存部分には、すでにあった手術診療エリアをより充実させて、患者が安心して手術を受けらるように計画した。

外観デザインに際しては“シンプルで重要な白い箱”(One of the great TOFU)を増設し、美術館を思わせるクリニックに仕上げ、また内部も待合室は吹抜けになっており、季節時間帯により光の変化を優しく感じられる工夫など、医療者と患者がともに心地良くすごせる環境やデザインを心掛けた。

作品 No.4

キッチンより中庭を見る 曲面吹き抜けに面する2階ブリッジ 3層に降り注ぐ光
  1. キッチンより中庭を見る
  2. 曲面吹き抜けに面する2階ブリッジ
  3. 3層に降り注ぐ光
設計 富谷 洋介(札幌支部)
富谷洋介建築設計
名称 集光の家
所在地 札幌市
建物用途 住宅
建築年 平成30年4月

周辺を中層建物に囲まれ、都市部から程近い密集した市街地に建つ住宅の設計。移り変わるであろう周辺環境に対して、住環境としてのプライバシーを確保しつつも将来にわたり変わらない自然光環境を得るためいくつかの仕掛けを検討した。

平面形をコの字状に配し、中心の光庭の外壁を反射素材としハの字に開くことで反射光・天空光も逃さず屋内へと導き、それを曲面吹抜け壁から家中に光を拡散させた。また、ハイサイドライトを含めた3層に基壇状に配された大開口は想定される将来隣地建物を超え将来にわたり内部空間の各所に様々な形の自然光を落とす。

都市の中でも明るい光を得、豊かな質感高い住宅空間を設計することを目指した。