第32回 (社)北海道建築士会全道大会のご案内
大会テーマ ひとづくり・まちづくり・しあわせづくり開催日 平成18年9月2日(土) 札幌市教育文化会館
(札幌市中央区北1条西13丁目)
第32回 (社)北海道建築士会全道大会実行委員長 (社)北海道建築士会 会長 須 藤 力 弘
第32回(社)北海道建築士会全道大会は、久しぶりに本部主管となり、札幌で開催することとなりました。
昨年の暮より、私たち資格者の根底をゆるがす人事件が発生し、社会、消費者に大きな衝撃と不安を与えてしまいました.。
どうも科学技術が成熟し、豊かな時代に入った現在、先が見えなくなり、物事の判断すら狂いを生じて来ているのではと思うのです。
余りにも、“モノ”作りにこだわりすぎ、本来私たちがあるべき姿をどこかへ置き忘れてしまったようです。
この一連の事件をいい機会ととらえ、もう一度私たち自身を見つめ直し、私たち資格者はどうあるべきなのか考えてみようではありませんか。
今年の全道大会では、このような反省点を踏まえ、話し合うことが必要と考えております。どうぞ、全道各支部の皆様、札幌で大いに語ろうではありませんか。沢山の皆様の御参加をお待ちしております。
[大会プログラム]
月 日 時 間 開 催 内 容 会 場 9月2日(土) 10:00〜 来賓・大会参加者受付開始 札幌市教育文化会館ロビー 10:30〜12:00 理事・支部長・事務局長合同会議 〃 「研修室305」 13:00〜15:00 分科会
A分科会
「元気 北海道からの発信」
〜づくりを知り・かかわり・発信しよう〜
B分科会
「子どもをはぐくむ環境」〜まち、地域社会〜
C分科会
「その時都市は
〜安全なまちづくりを支える応急危険度判定の技」
〃 「研修室301」
〃 「研修室302」
〃 「研修室403」15:15〜16:30 大会式典 〃 「小ホール」 16:30〜18:00 基調講演 〃 「小ホール」 (18:00〜18:30 懇親会場への移動) 18:30〜20:30 懇親会 ウェルシティ札幌厚生年金会館
札幌市北1条西12丁目
基調講演 演題:「駅への想い」−鉄道駅の都市的課題− 札幌市教育文化会館「小ホール」
講師:北海道旅客鉄道株式会社 常務取締役 臼 井 幸 彦 プロフィール 1944年 福岡県生まれ 学 位 工学博士(京都大学) 1968年 京都大学工学部土木工学科卒業 1970年 京都大学大学院工学研究科修士課程修了 主な著書 映画の中で出逢う「駅」(集英社新書) 1970年 日本国有鉄道 入社 駅と街の造形(交通新聞社)など 1987年 北海道旅客鉄道梶@入社 その他の役職 NPO法人北海道デザインネットワーク理事長 現 在 同 常務取締役 開発事業本部長
分 科 会 A分科会 テーマ:「元気 北海道からの発信」〜づくりを知り・かかわり・発信しよう〜 青年委員会 札幌市教育文化会館 研修室301 幅広い知識や情報を持つ建築士が、様々な活動に携わっています。また、近年は責任を持って職務を全うできる技術面での専門性を明示するよう、制度化に向けて取り組んでいます。
しかし、都会の中の建築士であったり、地域の中の建築士であるように、それぞれの置かれる背景により期待される範囲や担う領域に隔たりがあるように見受けられます。
今回の分科会では、こうした現状でのそれぞれのスタンスや、士会において、地域においての取り組み等を知るとともに、衣食住の住にとどまらなく、環境・食文化等幅広い活動に、我々建築士がどのように携われるか、事例を聞き、関わりをひろげ、そしてそれを発信していきたいと思います。B分科会 テーマ:「子どもはぐくむ環境」〜まち、地域社会〜 女性委員会 札幌市教育文化会館 研修室302 女性委員会が編集した冊子「子どもをはぐくむ住まいづくり」が1月に発行され、6月の女性建築士の集いで、一般の方々にアピールするイベントを開催することとなりました。
これから建築士として、子どもの視点、家の役割、北海道での暮らし方と住まいのあり方を多くの方々に再考してもらうための発信をしてゆきたいと思っています。
一方、子どもにとって、住環境とともに地域社会とのつながりやまち環境も重要なものとなります。現在の子育て環境はどうなのでしょうか。
当分科会では、北海道大学大学院法学研究科助手として家族政策を研究している倉田賀世さんに、日本と同様、少子化に悩むドイツに1年間家族で滞在し、4人の母親として体験した子育て環境についてお話していただきます。このテーマを新たな視点で共に考えてみませんか。C分科会 テーマ:「その時都市は〜安全なまちづくりを支える応急危険度判定の技」 まちづくり委員会 札幌市教育文化会館 研修室403 昨今、道内はもとより全国各地で地震災害が発生し、都市機能の大規模な崩壊や地域の孤立など、これまで予想されなかった事態が起きています。また、建造物の耐震技術が向上している中、被災地では通信・交通・電気・ガス・上下水道などのライフラインの停止、コミュニティの崩壊、家屋や職場の被災による日常生活の消失など、物理的な被害のほかにも震災後の精神的な負荷は、計り知れないものがあります。
われわれ建築士はこれまで地震や災害に対して安心できる社会の構築を目指してきましたが、今一度足元を見つめ、近年の実例から震災における課題と対策を学んでみましょう。
分科会では、被災した建物の応急危険度判定シミュレーションの体験と、実際に復旧に当たった経験者の話から、その時何をなすべきかを考えます。
青年サミット 開催日時 9月1日(金)14:00〜 開催場所 札幌テレビ塔 2階会議室(札幌市中央区大通西1丁目) テーマ 「人にやさしいまちって、ほっとする」 大都市では都心回帰が始まり、郊外で暮らしていた人達が便利の良い都心での生活を求めるようになってきました。
しかし、都心生活では、商業施設、公共交通機関の利用が便利になった反面、これまで気付かなかったバリアや、地域でのコミュニケーション不足でもたらす孤独感など、決して都心が良好な生活環境の場となるものではないかもしれません。
今回の青年サミットでは、大都市の中心部で安心して暮らせる環境を検証し、高齢者にはもちろん、すべての人にやさしいまちとは何か考えてみたいと思います。
※旅行申込み用のJR北海道ホームページ開設されました。各自で直接申し込みして下さい。
http://www3.jrhokkaido.co.jp/convention/2006/KENCHIKUSHI/