(社)北海道建築士会創立50周年

第28回北海道建築士会全道大会(名寄大会)

大会テーマ 大地にはばたく夢   〜めざめよ なよろ の大自然〜

 道北の大地に開拓の鍬が入ってはや100年、第28回(社)北海道建築士会全道大会が名寄市で開
催されます。
 地球の資源を消費してきた20世紀も終わりを告げ、限りある地球を守るため、子供たちに豊な地球
をひきつぐため、創造と破壊の歴史を繰り返さないため、今こそ、建築士が現代の科学・技術に奢るこ
となく、道北の大自然の懐で、自然環境共生のために共に語り会おうではありませんか。
 名寄大会は、昭和39年支部発足以来初の開催となります。北は中川町から南は風連町までの、1市
4町1村にまたがるまさに大自然に囲まれたこの地に、全道各地からの建築士のみなさまの多数の参加
をいただき、夢のある未来を語ろうではありませんか、心からお待ち申しております。


                    第28回(社)北海道建築士会全道大会名寄大会実行委員長
                    (社)北海道建築士会名寄支部 支部長  木 幡 信 輔


時間 開催内容 会場
9月 5日(木) 14:00〜 青年サミット
テーマ「輝け、大地と共に」
美深町文化会館「COM100」
 美深町西町22
 TEL01656-2-1744
美深温泉
 美深町字紋穂内139
 TEL01656-2-2900
9月 6日(金) 10:00〜
11:00〜12:00
来賓・大会参加者受付
理事・支部長・事務局長合同会議
グランドホテル藤花1Fホール
グランドホテル藤花2F「大雪」
 名寄市西5条南4丁目
 TEL01654-3-2323
12:00〜13:00 昼食
13:00〜14:00
14:15〜15:15
大会開会式・表彰式
記念講演
グランドホテル藤花2F
「大雪・銀河」
15:15〜15:30 休憩
15:30〜17:30 分科会
A分科会
「地球環境が危ない!!
 我ら建築士は、今なにをすべきか」
紅花会館「2Fホール」
 名寄市西4条南4丁目
 TEL 01654-3-3553
B分科会
「こども・家・HOKKAIDO パートW
−子どもと学ぶ住まい・まち−」
グランドホテル藤花「3F藤・桐」
C分科会
「使える、役立つ、パソコン・ノウハウ」
グランドホテル藤花
  「BFグリューク」
D分科会
「みなんで築くまちづくり
−見て、きいて、考える「万里の長城」体験ツアー−」
万里の長城
下川町西町1046
17:30〜17:45 休憩   
17:45〜18:10 大会閉会式
分科会報告
グランドホテル藤花2F
「大雪・銀河」
19:00〜21:00 大懇親会(祝宴) グランドホテル藤花2F
「大雪・銀河」

グランドホテル藤花

紅花会館


テーマ:輝け、大地と共に

 我々が生まれ育った20世紀の大地を振り返ってみてください。幼かったあのころ、周りには樹木があ
ふれ、花の香りに誘われ、虫かごを片手に走り回っていたことを思い出します。
 この大地に鍬が入り100年が経った現在、厳しい自然環境とも共生できるようになりました。その反
面、心地よい空気や緑あふれる森林が減少するこの時代に暮らす子供たちは、大地に触れる場所がなくな
り、自然の大切さを感じとることが難しくなってしまいました。
 このような状況のなか、自然環境に関する課題を取り上げ、地域住民や自然に精通する方々と、我々建
築士との考え方の違いを再確認するとともに、今後、どのように対応していくべきなのか考えてみたいと
思います。


A分科会 テーマ:地球環境が危ない!! 我ら建築士は、今何をすべきか      青年委員会
 地球は何億年もかかって、生物の住める環境を作ってきました。
 海や大地そして空気を・・・。
 しかし、この2−300年の間に、我々ちっぽけな人間が、自然を破壊し、資源を食いつくし、生物の
生きる環境を急速に悪化させています。
 地球の人口は60億人を超え、そして今もなお増え続けています。
 何もしなければ、この人口を養うため我々は自然破壊を続け、そして数十年で地球が作り上げたすべて
を破壊してしまうでしょう。
 もし、あなたが今何もしなかったとしても、明日地球がどうなる訳でもないのかもしれません。
 20年後、50年後、100年後の地球を想像してみてください。
 あなたは責任ある地球人として、さらにその中のひとりの建築士として、今の状況を放ってはおけない
はずです。
 それでは、一体、我々建築士は今何をすべきなのでしょうか?
 あなたと子供達の未来、そして私達の地球の為にも、いま真剣に考えてみようではありませんか。

B分科会 テーマ:こども・家・HOKKAIDO パートW
           −子どもと学ぶ住まい・まち−
                   女性委員会
 こどもたちは、体験学習を総合的に積み重ねることにより、豊かな住まい、住環境を身につけると思わ
れます。今、地域社会や高齢化または環境問題に目を向け、大人になってからの実際の生活に生かされる
教育に建築士の力が重要となってきています。
 今回の分科会では、人が生きていく上での住まいや環境の役割など、生活基盤を理解してもらうため、
教育の場を通して私達建築士がどう関わることができるかを考えてみたいと思います。
C分科会 テーマ:使える、役立つ、パソコンノウハウ               情報委員会
 国に動きだした電子入札システムをはじめ、CALS/ES資格制度、ITコーディネーター制度等、
情報技術は日々進展しています。この様な中で建築の世界においてもIT技術を習得し、駆使することの
必要性は皆さんも強く感じていることと思います。
 C分科会ではこれまで、建築士会と情報発信、インターネットと建築業務といったシステムの紹介を中
心に進めてきました。今回は、もっと足元(手元)に目を向け、パソコンの使い方の色々、ちょっとした
工夫、こんな便利な使い方等、皆さんにとって業務に役立つ具体的な情報の交換をしたと思っています。

D分科会 テーマ:みんなで築くまちづくり
          ―見て、聞いて考える「万里の長城」体験ツアー―
     まちづくり委員会
 名寄市の東方18kmに位置する下川町は銅山や木材で栄えた町です。
 下川町では、1986年から中国の「万里の長城」をモチーフに、町民や町を訪れる観光客に石を一個
づつ積んでもらい、下川版「万里の長城」を築いてきました。
 そこで、今回の分科会では、2000年に完成したこの長城を見学し、まちづくりの手法について語り
会おうではありませんか。

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