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オンライン建築作品展 2018

オンライン建築作品展 第7回掲載作品

会誌『北海道建築士』および当ホームページにて募集した建築士会会員作品の一部をご紹介いたします。
会員の創意と技術に満ちた作品を紹介することで、会員の技術力向上とこれを起点としたコミュニケーションによる士会活性化を目的として企画しました。

2017年(第6回)の応募作品はこちら

会員作品

ご応募いただいたみなさんの作品をご紹介いたします。(順不同 / 敬称略)

作品 No.1

バス通りからの外観 1階母の家 2階LDから見たリビング
  1. バス通りからの外観
  2. 1階母の家
  3. 2階LDから見たリビング
設計監理 遠藤 一男(宗谷支部)
遠藤設計事務所
名称 西さんの家
所在地 稚内市
建物用途 住宅
建築年 平成30年4月

最北の町 稚内の南の地区に位置する。
正面は北側(通称バス通りと言われる)18.0m道路、裏側は1.0m高く3階建の住宅がたっている。 施主は内装工事業、奥さんは理容室の経営、型・色にこだわりが有った。

1階には母が住む2世帯住宅。 1回目の打合せの時、住宅の横にスチール製のカーポートを置きたいとの事。 風除室とカーポートを少しずらし壁で一体とすることを提案しカーポートを木造で造る。

2階のL・D・Kは、裏の3階建の住宅の窓から見下ろされる位置に有り横長の細窓を高くした。
1階カーポートの上は将来バルコニーとする。

作品 No.2

各空間が繋がる広がる2階リビング 4層のスキップフロア空間 外観
  1. 各空間が繋がる広がる2階リビング
  2. 4層のスキップフロア空間
  3. 外観
設計 富谷 洋介(札幌支部)
富谷洋介建築設計
名称 Four Decks
所在地 札幌市
建物用途 住宅
建築年 平成30年2月

山裾の高台に建つ住宅の設計です。
敷地特性から与えられた地面の高低差をまたぐように建物を配置したことで、建物内にも床に高低差あるユニークな空間が生まれ、その床々を半階分の階段が結びつけることで4層のスキップフロアが構成されました。

1.5階位置にあるエントランスをくぐると1階・2階が一つながりにダイナミックに見渡せ、縦方向に次々に繋がる空間は家族の目線・動線に縦方向の動きを与えます。
各所の窓からは借景を意識し、2階リビングからは街並み、遠景の山々、近景の公園の緑が望まれます。

多層のワンルーム空間は、人が動く事で視界が移り変わる楽しさを与えてくれる、この敷地にしか生まれなかった固有の空間になったと考えています。

作品 No.3

前面道路斜めからの外観 キッチンからスキップフロアの構成が見える 1階ホールから上部3層吹き抜けを見上げる
  1. 前面道路斜めからの外観
  2. キッチンから
    スキップフロアの構成が見える
  3. 1階ホールから
    上部3層吹き抜けを見上げる
設計 杉山 友和(札幌支部)
ARCHIve
名称 北光の家
所在地 札幌市
建物用途 住宅
建築年 平成28年3月

「北光の家」は、設計者の自邸として、狭小地の制限された敷地ボリュームを最大限に活かすため、スキップフロア形式を用い、生活空間が都市へ延長していくように建築内部で完結させず、内部と外部の関係性、また街並みに対する建築の在り方をより意識して設計を行った。

外部は高耐食めっき鋼板厚板平張りによるシームレスなシルバーボックスの追求、内部は耐力壁となる針葉樹合板貼りをそのまま内部仕上げに用い、天井・床にも展開し仕上を統一させ、空間構成をより引き立たせるようにした。

開口部をほぼ持たない外皮で覆うことでプライバシーを確保しながら、その内側ではスキップフロアによる一室空間の中に外部空間も取入れ、狭小地の狭さを感じさせない広がりのある空間を作り出すことが出来た。

作品 No.4

外観昼 外観夜 外観アプローチ夜
  1. 外観昼
  2. 外観夜
  3. 外観アプローチ夜
設計 中井 寿也(札幌支部)
一級建築士事務所 アトリエTARŌ
名称 「Stair」さっぽろ西野二股整形外科
所在地 札幌市
建物用途 診療所(整形外科:収容施設なし)
建築年 平成29年4月

わたしは高低差のある敷地に建築を計画すると、素敵になることを知っていた。 また、それはクリニックの計画では不都合になることも知っていた。

外観デザインに際しては、シンプルかつ変化のあるリズミカルなデザインに、内部は動線など機能面はもとより院内の開放感やリラックスのできる内装など、医療者と患者がともに心地良くすごせるデザインを心掛けた。

高低差2Mを回避した患者に優しいクリニックとするには、敷地全体の綿密な計画が必要不可欠と判断。主に下方向からのアプローチでは雪害対策を考慮し、ロードヒーティングを敷設した庇のある階段を設置し、安全かつ安心なものとした。
またそれは土留め擁壁と看板も兼ねたものだが、意外にも変化のあるアプローチ空間をもたらすこととなった。

上方向からのアプローチでは隣接するバス停や薬局への段差を極力無くしているなど、多方向からのアプローチにも配慮はしている。

作品 No.5

クリニック外観 受付・待合室 レーザー室
  1. クリニック外観
  2. 受付・待合室
  3. レーザー室
設計施工 佐藤 栄司(札幌支部)
ミサワホーム北海道株式会社
名称 みなみ町皮フ科クリニック
所在地 帯広市
建物用途 診療所
建築年 平成29年4月

患者様の訴え、お悩みを同じ立場、同じ目線で理解し、最適な治療方法をご提案するための空間の提供。

冬期期間の落雪を考慮しシンプルな無落雪の外観とし全体は明るめのホワイトを基調としたデザイン。
開放的で明るい受付と多目的室「授乳室」・キッズスペース・ベビーベット対応の男女別トイレの設定し お子様連れのお客様も安心の設計とした。
待合い・中待合い・診察室「6室」・レーザー室と中央の作業室から医師と看護師とスタッフが動き易い動線とした。

内部は美容治療もしているので清潔感のある明るめのインテリアとした。